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ディモルフォドン

Dimorphodon macronyx — 「2種類の歯をもつもの」

翼竜 翼竜
時代ジュラ紀前期
年代約1億9,500万〜1億9,000万年前
全長翼開長 約1.4〜1.5 m(全長 約1 m)
体重約1〜2 kg
食べ物肉食(魚・昆虫・小動物など、諸説あり)
生息環境海岸沿いの環境(イギリス・ジュラ紀海岸)
発見地ヨーロッパ(イギリス・ドーセット州ライムレジス)
地層ブルーライアス層など
ディモルフォドン(Dimorphodon macronyx) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ディモルフォドン(Dimorphodon macronyx) 復元イメージ

ディモルフォドン(学名 Dimorphodon macronyx)は、約1億9,000万年前のジュラ紀前期、現在のイギリスの海岸沿いにいた翼竜です。学名は「2種類の歯をもつもの」を意味します。恐竜ではなく、恐竜と同じ時代に生きた空飛ぶ爬虫類で、大きな頭が特徴の初期の翼竜です。

2種類の歯をもつ大きな頭

ディモルフォドン最大の特徴は、体のわりに大きくて高さのある頭です。口には、前のほうに長い歯、奥のほうに小さな歯という、2種類のちがう形の歯が並んでいました。学名「2種類の歯」はここに由来します。まるでパフィン(海鳥)のような、ずんぐりした顔つきでした。

初期の翼竜のすがた

ディモルフォドンは、長い尾をもつ古いタイプの翼竜(ランフォリンクス類)のなかまです。翼開長は1.5メートルほどで、それほど大きくはありませんでした。飛ぶのはあまり上手ではなく、短い距離をはばたいたり、滑空したりしていたと考えられています。地上や木を、四つんばいで器用に動けたともいわれます。

何を食べた?

ディモルフォドンの食べ物には議論があります。歯の形から、魚を食べていたという説のほか、昆虫や小動物を捕らえる雑食だったという説もあります。海岸沿いで暮らし、さまざまな小さな獲物を口にしていたとみられます。

化石研究の歴史を彩った翼竜

ディモルフォドンの化石は、19世紀のはじめにイギリスのメアリー・アニングによって発見されました。魚竜や首長竜とともに、彼女の数々の発見は、古生物学という学問の発展に大きく貢献しました。ディモルフォドンも、科学史を語るうえで重要な存在です。

すんでいた環境

ディモルフォドンがいたジュラ紀前期のイギリスは、温暖な海岸沿いの環境でした。同じ時代の海には魚竜や首長竜もいました。ディモルフォドンは、大きな頭と2種類の歯をもって、海辺で小さな獲物を捕らえて暮らしていた、ユニークな初期の翼竜です。

分類:爬虫綱 > 翼竜目 > 基盤的翼竜(長い尾をもつ原始的タイプ)

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