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アトロキラプトルは、約6,800万年前の白亜紀後期、いまのカナダ・アルバータ州にすんでいた小型の肉食恐竜です。映画でおなじみのヴェロキラプトルと同じドロマエオサウルス科のなかまで、2004年に発表されました。学名は「残忍な略奪者」を意味します。
アトロキラプトルは、口先(吻部)の骨と歯を中心に記載されました。歯は鋭く、ギザギザ(鋸歯)が発達しており、獲物を切り裂くのに向いていました。後ろあしには、ドロマエオサウルス類に特徴的な大きなかぎづめ(シックルクロー)をもっていたと考えられます。
推定全長は約2メートルの小型恐竜で、体は羽毛におおわれていたとみられます。すばやく動き、小動物などを狩っていたと考えられます。標本はカナダのロイヤル・ティレル古生物博物館に収蔵されています。
アトロキラプトルは、北アメリカのドロマエオサウルス類の多様性を示す一種です。歯の特徴は、ラプトル類の見分けや食性の研究に役立っています。
ホロタイプ(基準標本):ロイヤル・ティレル古生物博物館 RTMP 95.166.1(吻部・歯)