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イリテーター

Irritator challengeri — 「いらだたせるもの・チャレンジャー教授に因む」

白亜紀 獣脚類 スピノサウルス科
時代白亜紀前期(アプチアン)
年代約1億2,000万〜1億1,300万年前
全長推定約6〜8 m
体重推定約1,000 kg
食べ物魚食を主とする肉食
生息環境干潟・ラグーンのある沿岸
発見地ブラジル(北東部)
地層ロムアルド層(サンタナ層群)
イリテーター(Irritator challengeri) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
イリテーター(Irritator challengeri) 復元イメージ

イリテーターは、約1億1,500万年前の白亜紀前期、いまのブラジル北東部にすんでいた肉食恐竜です。背中に帆をもつことで有名なスピノサウルスのなかまで、ワニのように細長い口とがっしりした歯をもっていました。1996年に発表されました。学名は「いらだたせるもの」という意味で、化石商によって標本が不自然に加工されており、研究者を悩ませたことに由来します。

名前の由来は「研究者をいらだたせた化石」

イリテーターのほぼ完全な頭骨は、最初に研究者の手に渡ったとき、化石商によって石こうで形を変えられていました。本来の姿を復元するのに苦労したことから、「いらだたせるもの(イリテーター)」というユニークな名前がつけられました。種名「カレンゲリ」は小説の登場人物チャレンジャー教授にちなみます。

魚を主食にした半水生のハンター

細長い口先と円すい形の歯は、ワニのように魚をくわえて捕らえるのに向いています。スピノサウルス類は水辺で魚を主食にしていたと考えられており、イリテーターもそうした暮らしをしていたとみられます。

  • 全長:推定約6〜8メートル
  • 食べ物:魚を主とする肉食
  • 分類:スピノサウルス科

研究のいま

イリテーターは、保存のよい頭骨のおかげでスピノサウルス類の頭の構造を知る基準となっています。南アメリカのスピノサウルス類研究の柱となる一種です。

ホロタイプ(基準標本):ドイツ シュトゥットガルト州立自然博物館 SMNS 58022(ほぼ完全な頭骨)

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