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カルカロドントサウルス

Carcharodontosaurus saharicus — 「サメの歯のトカゲ」

白亜紀 獣脚類
時代白亜紀後期(セノマニアン)
年代約1億〜9,400万年前
全長約12〜13 m
体重約5,000〜7,000 kg(諸説あり)
食べ物肉食(大型の植物食恐竜を待ち伏せで狩ったと考えられる)
生息環境河川や湿地の広がる温暖な環境
発見地北アフリカ(モロッコ、アルジェリア、チュニジアなど)
地層ケムケム層群など
カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus saharicus) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus saharicus) 復元イメージ

カルカロドントサウルス(学名 Carcharodontosaurus saharicus)は、約9,500万年前の白亜紀後期、現在の北アフリカにすんでいた巨大な肉食恐竜(大型獣脚類)です。学名は「サメの歯のトカゲ」を意味します。ティラノサウルスに匹敵する大きさをもつ、白亜紀のアフリカを代表する頂点ハンターです。

大きな頭とサメのような薄くギザギザの歯をもち、獲物をねらう巨大肉食恐竜カルカロドントサウルスの想像図
サメのような歯で獲物の肉をそぎ取る巨大ハンター、カルカロドントサウルス(イメージ)

サメのような歯

カルカロドントサウルスの名は、ホホジロザメ(カルカロドン)のような歯をもつことに由来します。歯はナイフのようにうすく、ふちがギザギザで、肉を切り裂くのに向いていました。骨ごとかみ砕くティラノサウルスとはちがい、大きな獲物の肉をそぎ取るように食べていたと考えられます。

ティラノに匹敵する巨体

カルカロドントサウルスは全長12〜13メートル、体重5〜7トンにもなり、ティラノサウルスギガノトサウルスと並ぶ史上最大級の肉食恐竜でした。大きな頭と力強い体をもち、当時のアフリカの生態系の頂点に立っていました。ギガノトサウルスとは近い親戚(カルカロドントサウルス科)です。

戦争で失われた最初の化石

カルカロドントサウルスの最初の化石は、スピノサウルスと同じく、第二次世界大戦中の空襲でドイツの博物館もろとも失われてしまいました。そのため長く謎の恐竜でしたが、その後モロッコなどで新しい化石(頭骨)が見つかり、本当の姿が明らかになってきました。

スピノサウルスとの共存

カルカロドントサウルスは、同じ地域・同じ時代に、あの巨大なスピノサウルスと共存していました。一つの土地に巨大肉食恐竜が複数いられたのは、スピノサウルスや近縁のスコミムスのなかまが魚を主食にし、カルカロドントサウルスが陸の植物食恐竜をねらうなど、食べ物をすみ分けていたためと考えられています。

待ち伏せ型のハンター?

カルカロドントサウルスは、大きな体で長距離を追いかけるより、物かげから待ち伏せて獲物におそいかかる戦法をとっていた可能性があります。うすくて鋭い歯で深い傷を負わせ、相手が弱るのを待ったのかもしれません。南アメリカの近縁種マプサウルスは群れで大型植物食恐竜をおそったとされ、狩りのしかたにも興味が集まっています。

すんでいた環境

カルカロドントサウルスがいた白亜紀の北アフリカは、河川や湿地の広がる温暖な土地でした。スピノサウルスやデルタドロメウス、巨大な魚やワニなど、さまざまな生きものでにぎわっていました。カルカロドントサウルスは、その豊かな世界で陸の頂点に立つ、アフリカの王者だったのです。

豆知識・へぇポイント

  • 学名は「サメの歯のトカゲ」。うすくギザギザの歯で肉をそぎ取る。
  • 全長12〜13m。ギガノトサウルスと同じカルカロドントサウルス科
  • 最初の化石は第二次世界大戦の空襲で失われた。
  • 巨大なスピノサウルスと、食べ物をすみ分けて共存していた。

まとめ

サメのような歯で獲物の肉をそぎ取った、アフリカの巨大ハンター——カルカロドントサウルスは、ティラノサウルスにも匹敵する史上最大級の肉食恐竜でした。スピノサウルスとの共存の物語も、恐竜の世界の奥深さを教えてくれます。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > アロサウルス上科 > カルカロドントサウルス科

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