
HOME / 雑学
2026.06.11
トカゲやヘビのような“冷血”か、鳥や私たち人間のような“温血”か。恐竜の体温は、長いあいだ研究者をなやませてきました。
昔は、恐竜はワニのようにゆっくりした冷血動物だと思われていました。でも、すばやく走る獣脚類や、体をおおう羽毛の発見から、「もっと活発で代謝が高かったのでは?」と考えられるようになりました。骨を顕微鏡で見ると、速く成長したあとが残っているものも多くあります。
いまでは、多くの恐竜は冷血と温血の中間(中温性)だった、という考えが有力です。鳥や哺乳類ほどではないけれど、トカゲよりはずっと活発に体温を保てた、というイメージです。とくに鳥に近い小型恐竜ほど、温血に近かったと考えられています。
白か黒かではなく、その間のグラデーション。恐竜は、は虫類と鳥の“あいだ”を生きた、特別な動物だったのです。