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ストルティオサウルス(学名 Struthiosaurus austriacus)は、約7,500万年前の白亜紀後期、現在のヨーロッパにすんでいた小型の植物食恐竜です。学名は「ダチョウのトカゲ」を意味します。もっとも小さいよろい竜のひとつとして知られています。
ストルティオサウルスは全長2〜3メートルほどの、知られているなかでもっとも小さいよろい竜のひとつです。よろい竜は大型のものが多いため、これほど小さいのは異例です。これは、当時のヨーロッパが島々に分かれており、限られた食べ物のなかで体を小さくして適応した「島嶼化(とうしょか)」の例と考えられています。
白亜紀後期のヨーロッパは、テティス海に島々が点在する環境でした。ストルティオサウルスは、そうした島で暮らしていたため、体が小さくなったとみられます。同じヨーロッパの島には、小型化したカモノハシ竜や、ずんぐりしたラプトルのバラウルもいました。島の恐竜進化を物語っています。
ストルティオサウルスは、小さいながらも、背中に骨の装甲やとげをもっていました。ノドサウルス科という、尾のこん棒をもたないタイプのよろい竜です。小さな体を、装甲で守っていたのです。低い植物を食べる、おとなしい草食動物でした。
ストルティオサウルスは、オーストリアやハンガリー、ルーマニアなど、ヨーロッパの各地で見つかっています。ヨーロッパの島々にすんでいたよろい竜の代表で、島の生態系を知る手がかりになっています。
ストルティオサウルスがいた白亜紀後期のヨーロッパは、島々のある海岸近くの低地でした。ストルティオサウルスは、島で小さく進化したよろい竜として、「島が恐竜をどう変えるか」を教えてくれる、興味深い恐竜です。
分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 曲竜類(アンキロサウルス類)> ノドサウルス科