恐竜図鑑をひらく
ホーム 恐竜図鑑 ニュース 施設 雑学 グッズ クイズ

HOME / ZUKAN / No.214

バラウル

Balaur bondoc — 「ずんぐりしたドラゴン」

白亜紀 獣脚類
時代白亜紀後期(マーストリヒチアン)
年代約7,000万年前
全長約2 m
体重約15 kg
食べ物肉食(または雑食)
生息環境島の環境(当時のヨーロッパの島)
発見地ヨーロッパ(ルーマニア)
地層ハツェグ島(セベシュ層)
バラウル(Balaur bondoc) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
バラウル(Balaur bondoc) 復元イメージ

バラウル(学名 Balaur bondoc)は、約7,000万年前の白亜紀後期、現在のルーマニアにすんでいた肉食恐竜です。学名は「ずんぐりしたドラゴン」を意味します。島で独自に進化した、変わった姿のラプトルです。

島で進化したずんぐりラプトル

バラウルは、白亜紀後期にヨーロッパにあった「ハツェグ島」という島で見つかりました。ほかのラプトルがすらりとしているのに対し、バラウルはずんぐりとがっしりした体つきをしていました。これは、島という限られた環境で、独自に進化した結果と考えられています。学名「ずんぐりしたドラゴン」は、その姿にちなみます。

2本のかぎ爪

バラウル最大の特徴は、後ろあしに大きなかぎ爪が2本あったことです。ふつうのラプトルは1本ですが、バラウルは2本のかぎ爪をもっていました。これも、島での独自進化によるものと考えられます。獲物を押さえつけるのに使ったとみられます。

島嶼化と独自進化

島では、限られた環境のなかで、生きものが独自の進化をとげることがあります。バラウルのずんぐりした体や、2本のかぎ爪は、その「島嶼化(とうしょか)」の例とされています。同じ島には、小型化したカモノハシ竜(テティスハドロスに近い仲間)もいました。島の恐竜の進化を知る、貴重な恐竜です。

肉食?雑食?

バラウルの食べ物については議論があります。当初は肉食のラプトルと考えられていましたが、ずんぐりした体や歯の特徴から、植物も食べる雑食だった可能性も指摘されています。島での独自の暮らしに合わせて、食べ物も変えていたのかもしれません。

すんでいた環境

バラウルがいた白亜紀後期のヨーロッパは、テティス海に島々が点在する環境でした。バラウルは、ハツェグ島という限られた環境で、ずんぐりした体と2本のかぎ爪という独自の姿に進化しました。島が恐竜をどう変えるかを教えてくれる、興味深い恐竜です。

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > ドロマエオサウルス科

← 恐竜図鑑一覧へ戻る

RANKING

人気ランキング TOP10