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デルタドロメウスは、約9,500万年前の白亜紀後期、いまのモロッコ(北アフリカ)にすんでいた肉食恐竜です。1996年に発表されました。学名は「三角州(デルタ)の走者」を意味し、ほっそりした長い後ろあしから、すばやく走る恐竜だったと考えられています。
デルタドロメウスは、大型肉食恐竜としてはとても華奢で、長くすらりとした後ろあしをもっていました。これは高速で走るのに適した体つきで、開けた土地で素早く獲物を追っていたと考えられます。スピノサウルスやカルカロドントサウルスといった巨大肉食恐竜と同じ地域・同じ時代に暮らしていました。
推定全長は約8メートル。分類については議論があり、ケラトサウルス類(ケラトサウルスやアベリサウルスに近いグループ)とする説が有力ですが、まだ確定していません。標本は部分骨格が知られています。
デルタドロメウスは、白亜紀の北アフリカに複数の大型肉食恐竜が共存していたことを示す一種です。その分類や生態については今も研究が続いています。
ホロタイプ(基準標本):米国 SGM-Din2(華奢で長い後肢の部分骨格)