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エルリコサウルス

Erlikosaurus andrewsi — 「死の神エルリク(モンゴル神話)のトカゲ」

白亜紀 獣脚類 テリジノサウルス科
時代白亜紀後期(チューロニアン〜サントニアン)
年代約9,400万〜8,400万年前
全長約3.4〜4.5 m
体重推定数百 kg
食べ物植物食を主とする雑食
生息環境半乾燥の内陸
発見地モンゴル
地層バインシレ層
エルリコサウルス(Erlikosaurus andrewsi) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
エルリコサウルス(Erlikosaurus andrewsi) 復元イメージ

エルリコサウルスは、約9,000万年前の白亜紀後期、いまのモンゴルにすんでいた変わった獣脚類です。テリジノサウルス科という、肉食恐竜の系統でありながら植物食に進化したグループに属します。1980年に発表されました。学名はモンゴル神話の死の神「エルリク」に由来します。

「肉食の系統なのに植物食」の不思議な恐竜

エルリコサウルスは、獣脚類(多くは肉食)のなかまでありながら、小さな葉っぱ形の歯と、植物をついばむのに向いたくちばしをもっていました。胴体はずんぐりとして大きなおなかをもち、植物を消化するのに適していたと考えられます。テリジノサウルス類のなかでも保存のよい頭骨が見つかった点で、たいへん貴重です。

からだの特徴

全長は3.4〜4.5メートルほど。前あしには長いかぎづめがあり、木の枝を引き寄せて葉を食べるのに使ったとみられます。体は羽毛におおわれていた可能性が高いと考えられています。

  • 全長:約3.4〜4.5メートル
  • 食べ物:植物を主とする雑食
  • 特徴:長い前あしのかぎづめ・羽毛

研究のいま

エルリコサウルスの頭骨は、テリジノサウルス類がどのように植物食へ進化したかを知る貴重な資料です。脳や感覚器官の研究も行われています。

ホロタイプ(基準標本):モンゴル科学アカデミー(保存良好な頭骨・テリジノサウルス類で稀少)

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