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ティムルレンギア

Timurlengia euotica — 「ティムール(中央アジアの英雄)の・よい耳の」

白亜紀 獣脚類 ティラノサウルス上科
時代白亜紀後期(チューロニアン)
年代約9,400万〜9,000万年前
全長推定約3〜4 m
体重推定170〜270 kg
食べ物肉食
生息環境河川のある低地
発見地ウズベキスタン
地層ビセクティ層
ティムルレンギア(Timurlengia euotica) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ティムルレンギア(Timurlengia euotica) 復元イメージ

ティムルレンギアは、約9,000万年前の白亜紀後期、いまのウズベキスタン(中央アジア)にすんでいた中型の肉食恐竜です。ティラノサウルス上科のなかまで、2016年に発表されました。ティラノサウルスのような巨大種が登場する「前」の段階を物語る重要な恐竜として注目されました。学名は中央アジアの英雄ティムールと「よい耳(鋭敏な聴覚)」を意味します。

「巨大化の前」を語るミッシングリンク

ティラノサウルス類は、初期は中型でしたが、白亜紀の終わりごろ急に巨大化しました。その途中の時期(約1億〜8,000万年前)の化石はとても少なく、長く空白でした。ティムルレンギアはちょうどその時期のもので、体はまだ馬ほどの大きさなのに、脳と耳は高度に進化していたことが脳函の研究で分かりました。

「賢さが先、巨大化は後」

この発見は、ティラノ類が体を大きくするより先に、鋭い感覚や賢い脳を発達させていたことを示しました。優れた感覚を武器にした中型ハンターが、のちに巨大な頂点捕食者へと進化していったのです。

  • 全長:推定約3〜4メートル
  • 特徴:体は中型だが脳・聴覚が発達
  • 時代:白亜紀後期(チューロニアン)

研究のいま

ティムルレンギアは、ティラノサウルス類がどのように頂点捕食者へ進化したかを解き明かす鍵として、世界中の研究者に注目されています。

ホロタイプ(基準標本):ウズベキスタン産・ロシア科学アカデミー ZIN PH 1146/16(脳函など)

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