
🔍 タップで拡大
マイクロラプトル(学名 Microraptor zhaoianus)は、約1億2,000万年前の白亜紀前期、現在の中国(遼寧省)にすんでいた、とても小さな羽毛恐竜です。学名は「小さな略奪者」を意味します。なんと4枚の翼(前あしと後ろあしの両方に翼)をもつ、空想のようなすがたをした、ヴェロキラプトルのなかま(ドロマエオサウルス類)です。

マイクロラプトル最大の特徴は、前あしだけでなく後ろあしにも長い風切羽が生え、まるで4枚の翼をもっていたことです。この姿から、木から木へと滑空していたと考えられています。鳥の飛行が始まる前に、恐竜たちがさまざまな「飛び方の実験」をしていたことを示す、進化上とても重要な恐竜です。
マイクロラプトルは全長60〜90センチ、体重1キロほどの、カラスくらいの小さな恐竜でした。ヴェロキラプトルと同じドロマエオサウルス科に属しますが、その中でもとびぬけて小型です。木の上でくらし、枝から獲物をねらったり、滑空して移動したりしていたとみられます。
マイクロラプトルの羽毛の化石を電子顕微鏡で調べた研究から、その羽が黒く、玉虫色に光っていたことが分かりました。羽の中に残ったメラノソームという色のもとの形を調べたのです。これは化石から恐竜の本当の色が判明した、初期の有名な例です。カラスのように黒く輝く小さな恐竜が、森の中を滑空していたのです。
マイクロラプトルの胃の内容物からは、魚・小型のほ乳類・鳥・トカゲなど、さまざまな動物の化石が見つかっています。これは、マイクロラプトルが何でも食べる、機会をのがさないハンターだったことを示しています。小さな体で、いろいろな獲物をとらえてたくましく生きていたのです。
マイクロラプトルは、恐竜から鳥への進化、とくに「飛行のはじまり」を考えるうえで、たいへん重要な恐竜です。鳥が空を飛ぶようになる前に、恐竜たちがさまざまな方法で木の上の生活や滑空に挑戦していたことを、4枚翼の姿が物語っています。羽毛恐竜が鳥へとつながっていく道すじを示す、生きた証拠なのです。
マイクロラプトルがいた白亜紀前期の中国・遼寧省は、湖と森林のある温暖な土地でした。火山灰がたびたび降り積もったため、羽毛の一本一本まで残る奇跡的な化石が数多く生まれました。この地層は「熱河層群」とよばれ、羽毛恐竜の宝庫として世界的に有名です。
4枚の翼をもつ、カラスほどの黒く輝く羽毛恐竜——マイクロラプトルは、恐竜がどのように空へと近づいていったのかを教えてくれる、鳥の進化のかぎをにぎる恐竜です。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!
出典:Encyclopaedia Britannica/Natural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > コエルロサウルス類 > ドロマエオサウルス科
タカラトミー アニア ジュラシック・ワールド ギガノトサウルス(バトルカード付き)¥682→
マテル ジュラシックワールド インドミナス・レックス 可動フィギュア¥12,650→
マテル ジュラシックワールド ハモンド・コレクション スコーピオス・レックス 可動フィギュア(約43cm)¥6,755→
マテル ジュラシックワールド バトルアクション モササウルス→
マテル ジュラシックワールド ラボ襲撃!T-レックス¥2,640→
マテル ジュラシックワールド ほえるディストータス・レックス→
タカラトミー アニア AL-07 モササウルス(水に浮くVer.)¥760→