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発見

先住民の言葉とノーベル賞学者の名をもつ新種恐竜イェネーン|パタゴニアのティタノサウルス類(アルゼンチン・2026年)

2026.06.06

アルゼンチンのパタゴニアから、また新しい首の長い恐竜が見つかりました。新種イェネーン・ハウサイ(Yeneen houssayi)です。2026年1月、学術誌『Historical Biology』で報告された、白亜紀後期のティタノサウルス類です。

全長10〜12メートルの植物食恐竜

イェネーンは、長い首と長いしっぽをもつ植物食の竜脚類(ティタノサウルス類)の仲間です。推定される全長は約10〜12メートル、体重は8〜10トン。竜脚類のなかではほどほどの大きさですが、それでもバスより長い堂々とした体つきでした。生きていたのは約8300万年前の白亜紀後期です。

“冬の土地”で見つかった恐竜

化石が見つかったのは、アルゼンチン・ネウケン州の「ラ・インベルナダ」とよばれる場所。スペイン語で「冬をすごす土地」という意味です。属名の「イェネーン」は、この地に古くからくらす先住民テウェルチェの言葉で“冬に関する”という意味で、見つかった場所にちなんでつけられました。

名前にこめられたノーベル賞学者への敬意

種名の「ハウサイ」は、アルゼンチンの科学者ベルナルド・ウサイ博士への敬意をこめた名前です。ウサイは、ホルモンの研究でノーベル生理学・医学賞を受けた、ラテンアメリカで初の科学分野のノーベル賞受賞者。恐竜の名前に、その国の誇る科学者の名がつくのはすてきなことですね。

豆知識:パタゴニアは“恐竜の宝庫”

アルゼンチン南部のパタゴニアは、世界でも有数の巨大恐竜の化石が見つかる土地です。地球最大級の恐竜アルゼンチノサウルスやパタゴティタンも、ここで見つかりました。イェネーンの発見は、この地にいろいろな大きさのティタノサウルス類がくらしていたことを教えてくれます。

まとめ

先住民の言葉とノーベル賞学者の名をもつ恐竜イェネーン。化石は、その土地の自然だけでなく、人びとの文化や歴史ともつながっています。パタゴニアの大地には、まだまだ名前のない恐竜がねむっているのかもしれません。

タグ:#イェネーン #ティタノサウルス類 #アルゼンチン #パタゴニア #竜脚類 #恐竜ニュース2026

出典:Sci.News「Yeneen houssayi」/論文:Historical Biology(Filippiほか、2026年)(最終確認:2026年6月)

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