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2026.06.09
巨大な頭と強力なあごをもつティラノサウルス。それなのに、前あし(腕)はびっくりするほど小さく、指は2本だけ。なぜこんなにアンバランスなのでしょう?
腕は小さくても、骨はがんじょうで、筋肉のつくあとがしっかり残っています。つまり、見た目より力持ちだったと考えられています。使い道には、①獲物を押さえる、②求愛のときに相手にふれる、③寝そべった姿勢から起き上がるときの“つっかえ棒”にする——など、いくつもの説があります。
ティラノサウルスは進化の中で頭とあごをどんどん大きく・強くしていきました。獲物をしとめる主役が「口」になったぶん、腕の役割が減って小さくなった、という見方が有力です。大きな頭とのバランスをとるため、軽くする意味もあったのかもしれません。
じつは小さな腕は、ティラノサウルスの仲間に共通する特徴。謎の多い“ちび腕”は、今も研究者たちの議論が続いている、恐竜界の人気ミステリーです。