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マプサウルス

Mapusaurus roseae — 「大地のトカゲ」

白亜紀 獣脚類
時代白亜紀後期(セノマニアン〜チューロニアン)
年代約9,700万〜9,300万年前
全長約10.2〜12.6 m
体重約3,000〜8,000 kg(諸説あり)
食べ物肉食(巨大な竜脚類を狩った。群れで狩った可能性)
生息環境河川や氾濫原のある温暖な環境
発見地南アメリカ(アルゼンチン・ウインクル層)
地層ウインクル層
マプサウルス(Mapusaurus roseae) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
マプサウルス(Mapusaurus roseae) 復元イメージ

マプサウルス(学名 Mapusaurus roseae)は、約9,500万年前の白亜紀後期、現在のアルゼンチンにすんでいた巨大な肉食恐竜です。学名は先住民マプチェの言葉で「大地のトカゲ」を意味します。史上最大級の肉食恐竜ギガノトサウルスに近いなかま(カルカロドントサウルス科)で、複数の個体がまとまって見つかったことから、群れで狩りをした可能性で世界的に注目されました。

群れで行動する巨大肉食恐竜マプサウルスの想像図
群れで巨大な獲物に挑むマプサウルス(イメージ)

群れで見つかった大型肉食恐竜

マプサウルス最大の話題は、子どもからおとなまで7体以上の個体が、ひとつの場所からまとまって見つかったことです。これは、ふつう単独で行動すると考えられがちな大型肉食恐竜が、じつは群れで行動していた可能性を示す、貴重な発見でした。群れで協力すれば、一頭では手に負えない大きな獲物にも挑めたかもしれません。

巨大な竜脚類を狩った?

マプサウルスと同じ地域・時代には、超巨大な竜脚類アルゼンチノサウルスがすんでいました。一頭では難しくても、群れで協力すれば、こうした巨大な獲物を倒せた可能性があります。鋭い歯で肉を切り裂き、出血させて弱らせるという戦法をとったとみられています。

ギガノトサウルスの親戚

マプサウルスは、史上最大級の肉食恐竜ギガノトサウルスの、ごく近い親戚です。全長は10〜12メートルにもなり、ギガノトに匹敵する巨体でした。両者ともカルカロドントサウルス科に属し、白亜紀の南アメリカで頂点に立った肉食恐竜のグループです。同じ科には、アフリカのカルカロドントサウルスもいます。

うすく鋭い歯

マプサウルスの歯は、ナイフのようにうすく、ふちがギザギザでした。これは肉を切り裂くのに向いた形で、大きな獲物の肉をそぎ取るように食べていたと考えられます。骨ごとかみ砕いたティラノサウルスとは、まったくちがう食べ方をしていたのです。

すんでいた環境

マプサウルスがいた白亜紀後期の南アメリカは、河川や氾濫原のある温暖な土地でした。巨大な竜脚類が多くすむ、肉食恐竜にとっては獲物の豊かな世界です。マプサウルスは、群れの力を生かして巨大な獲物に挑んだ、南半球を代表する頂点ハンターだったのです。

豆知識・へぇポイント

  • 7体以上がまとまって発見。群れ行動の手がかりに。
  • 全長10〜12mギガノトサウルスに匹敵する巨体。
  • 歯はうすいナイフ形。肉を切り裂くのが得意。
  • 超巨大なアルゼンチノサウルスをねらった可能性も。

まとめ

群れで巨大な獲物に挑んだかもしれない——マプサウルスは、大型肉食恐竜の意外な一面を教えてくれる恐竜です。近い親戚のギガノトサウルスとあわせて見ると、南アメリカの巨大ハンターたちのすごさがよく分かります。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > アロサウルス上科 > カルカロドントサウルス科 > ギガノトサウルス族

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