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発見

東アジアで”はじめて”のグループ!中国で新種の竜脚類ヤンタルーン発見

2026.08.04

中国・雲南省のジュラ紀中期(約1億7400万〜1億6100万年前)の地層から、新種の竜脚類ヤンタルーン・リニ(Yantaloong lini)が報告されました。おどろきなのはその所属グループ。ヤンタルーンは「トゥリアサウルス類」という、これまで東アジアでは一度も見つかっていなかったグループの竜脚類だと考えられるのです。

トゥリアサウルス類ってどんななかま?

トゥリアサウルス類は、ジュラ紀からはくあ紀のはじめにかけて栄えた、首の長い大型の竜脚類のグループです。スペインで見つかった全長20mをこえる巨大恐竜「トゥリアサウルス」が有名で、これまでヨーロッパ、北アメリカ、アフリカ、インドから化石が見つかっていました。

ところが今回、中国の雲南省の張河層(ちょうかそう)という地層から見つかった6個の背骨(胴体の脊椎骨)を調べたところ、トゥリアサウルス類の特徴をもつことがわかりました。中国はもちろん、東アジア全体で初のトゥリアサウルス類となる可能性が高いそうです。

名前にかくれた「龍」

属名の「ヤンタルーン」は、化石が見つかった雲南省の地名「ヤンタ(塩塔)」と、中国語で龍を意味する「ルーン(loong)」を組み合わせたもの。種名の「リニ」は研究に貢献したリンさんへの献名です。中国の恐竜には「〜ルーン(龍)」という名前がよく使われていて、恐竜と龍のつながりを感じられますね。

進化の”ミッシングリンク”をうめる恐竜

ジュラ紀の東アジアといえば、マメンチサウルスのような首の長い「マメンチサウルス類」が有名です。しかし、そこからディプロドクスやティタノサウルスなどをふくむ「新竜脚類」への進化のとちゅうをつなぐ恐竜は、東アジアではよくわかっていませんでした。

ヤンタルーンの背骨には、骨の中に空気の入る空洞(がんじょうなのに軽くなるしくみ)や、背骨どうしをがっちり組み合わせる特別なつくりなど、古いタイプと新しいタイプの特徴が同居しています。研究チームは、ヤンタルーンがまさにこの進化のすきまをうめる存在になるかもしれないと考えています。

たった6個の骨からわかること

今回見つかったのは背骨6個だけですが、竜脚類の背骨は種類ごとの特徴がとてもよく出る部分です。研究は中国地質博物館のワン・ヤーミン博士らのチームによって行われ、動物分類学の専門誌に発表されました。今後、頭や手足の骨が見つかれば、ヤンタルーンの大きさや姿がもっとくわしくわかるはずです。

出典:Sci.News「Fossil Find in China Reveals Dinosaur Family Never Before Seen in East Asia」/Zoological Journal of the Linnean Society(2026年8月)

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