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研究

始祖鳥は2〜3回の”ピョンピョン”で飛び立った!カラスと同じ飛び方だった?

2026.08.17

「最初の鳥」ともよばれる始祖鳥(アーケオプテリクス)は、どうやって空へ飛び立ったのか——。この大きなナゾに、イギリス・サウサンプトン大学の研究チームが新しい答えを出しました。始祖鳥は1回の大ジャンプではなく、2〜3回の”ピョンピョン”というホップをくり返してスピードを上げ、飛び立っていたというのです。

始祖鳥ってどんな生き物?

始祖鳥は約1億5000万年前(ジュラ紀後期)のドイツにすんでいた、羽毛と翼をもつ小さな恐竜です。鳥のような羽根と、恐竜らしい歯や長い尾骨、翼のツメをあわせもつことから、恐竜から鳥への進化をつなぐ大切な生き物として世界一有名な化石のひとつになっています。

1回のジャンプでは「スピード不足」だった

体重約400gの始祖鳥が羽ばたいて飛び続けるには、秒速約7mものスピードが必要だと計算されています。ところが、後ろあしで思いきりジャンプしても出せるのは秒速約3mほど。1回のジャンプでは、飛ぶためのスピードにぜんぜん足りないのです。

そこで研究チームがコンピューターで計算したところ、ジャンプを2〜3回連続でくり返し、あいだに翼を羽ばたかせることで、飛び立ちに必要なスピードに届くことがわかりました。

お手本は現代の小鳥たち

この研究のユニークなところは、生きている鳥のデータを使ったことです。チームはキンカチョウという小鳥が飛び立つときの動きを、モーションキャプチャー(体の動きを記録する技術)と力を測る特別な板でくわしく記録。そのデータを始祖鳥のあしの長さや関節の動きに合わせて調整し、リアルな飛び立ちをシミュレーションしました。

カラスやカモメと同じ飛び立ち方!

じつは、カラスやカササギ、カモメなども、飛び立つときに何度かホップしてから飛び上がることが知られています。始祖鳥の飛び立ち方は、こうした現代の鳥たちとそっくりだったのかもしれません。

1億5000万年前の湖のほとりで、ピョン、ピョン、バサバサ……と飛び立つ始祖鳥。そう想像すると、なんだか身近に感じられますね。公園のカラスを見かけたら、ぜひ飛び立つ瞬間を観察してみてください。始祖鳥の面影が見えるかもしれませんよ。

出典:Sci.News「Archaeopteryx Took Off with Series of Hops, Not One Big Leap: Study」/Phys.org(2026年8月)

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